モチベーションイベント局長 村上淳一
先日、某企業のキックオフ会議をお手伝いしました。7月も半ば、ホテル の宴会場には、全国各地から集まった1000名を超える社員の皆さんがひし めき合い、外の暑さに負けない熱気があふれていました。 冒頭は創業会長のスピーチです。社員の皆さんが熱心に聞き入る中、 普段にも増して熱い思いを語られました。そして、各事業本部からのプレゼ ンテーションに表彰式、懇親会ではゲストのお笑い芸人や社員のバンド演 奏など、会議は大盛況のうちに幕を閉じました。
業績低迷を打開すべく、社員との直接的コミュニケーションを重要視して いる企業の成功例をレポートします。
◇効果は「モチベーション」「ギアチェンジ」「仲間意識」 キックオフ会議は、社員の「モチベーション」を高め、変革意識を醸成する ことが主目的です。成功企業に共通しているのは、「会社の理念」や「戦略」 を再認識させ、「共感」を促すトップメッセージです。社の未来や夢を参加者 の視点に立って熱く語ります。ある企業では、米国大統領選挙中の候補者 スピーチのように、演台を社員席の真ん中に設置して、社長は社員の近く で、語りかけるように話し、時には社員に質問をします。単なる資料の棒読 みではない「One to Oneの語りかけ」演説で聴く側の集中度を高め、仕事 への意欲向上につなげています。
未来や夢と共に、もちろん会社の現状も共有しています。自社の理想と 現実のギャップにある「課題」のフォーカスは、特に重要です。課題解決に 向けて、社員一人一人が「ギアチェンジ」のきっかけをつかんでもらう手法も さまざまです。分科会形式、講演形式、パネルディスカッションなどが、いい 例です。キーワードはマルチWAYなコミュニケーションによる社員参加型の 仕掛けを取り入れて、自律・自発を促すことです。
そしてなんと言っても「仲間意識」を醸成するような取り組みは欠かせませ ん。チームビルディングや、懇親会での交流など、部門を横断した触れ合 いをさまざまな形で演出しています。
◇キーとなるプレゼンテーションは「SIMPLE」に! プレゼンテーションの手法としては「SIMPLEスピーチ」をアドバイスしてい ます。 ・Sは「Speed」。早すぎず遅すぎず、抑揚をつけた話し方をします。 ・IはImpact。スピーチのキーメッセージは大胆に伝え、インパクト映像など を効果的に使います。 ・Mは「Mesen」(目線)。原稿を読みっぱなしの下目線は、聞いてる側が辛く なります。 ・Pは「Position」。演台の前に立っているだけでなく、ステージ上を歩いた り、手の位置などにも気を配ります。 ・LはLove。話の中に、社員や事業への「愛情」をおりまぜ、心に響かせる メッセージにします。 ・EはEgao(笑顔)。情熱的になりつつも、笑顔を絶やさない表情が大切で す。「相手に与える印象は、表情や声の影響が大きい」というマレービア ン博士の研究にあるように、ノンバーバル(非言語)コミュニケーションが とても重要となります。
ダイレクト・コミュニケーションの場であるキックオフ会議に、さまざまな 演出を施し、企業変革のキードライバーとして活用しましょう。 JTBモチベーションズのモチベーションイベント・プログラムは、 こちらからご覧ください。 http://www.jtbm.co.jp/service/event/even
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