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モチベーション’sマガジン Vol.157ダイジェスト「部下に“好かれたい“気持ちは排除せよ!」
2010年 8月 18日(水曜日)

コンサルタント 須藤 治久

 最近、研修の講師をしている中で、「部下を叱れません」という声を聞くこと
が増えています。

 ◇叱ることが苦手な上司の共通点

「ここで叱っていいのかわからずに迷い、叱らずじまい」
「最近、ミスが多くなってきたな。そろそろ叱っておこう」
「今は自分が手一杯で、叱るどころではない。この案件が落ち着いたら・・・」

 こういった考え方には、「叱る基準があいまいで一貫していない」という
共通点があります。これでは部下も、「いつ怒られるだろう」という不安を
抱えてしまいます。「自分はこの基準で叱る」というスタンスを持つことが
必要です。例えば、「アポイントや提出期限などの約束事に反する場合には
必ず叱る」などです。

 ◇叱るときの上司の姿勢

 上司の姿勢も重要です。上から目線で叱る方が多いのではないでしょうか。
 叱るときは、相手と目線の高さは同じにし、顔だけ向けるのではなく体ごと
向けるようにする。また、視線は相手の顔全体に向けるようにする。目に
焦点を当てすぎると、相手に圧迫感を与えてしまいます。一方、相手に質問
するときや自分の意見を言うときは、相手の目をしっかり見て話します。

◇叱るときは、一対一、褒めるときは、みんなの前で

「部下の行動で気になることがあると、メンバーがいる前で叱ってしまう」
 部下は人前で叱られると、悔しさ倍増。逆に人前でほめられると、うれしさ
が倍増します。

 ◇ほめるときは形に残す 叱るときは残さない

 部下をほめるとき、直接声をかけることも大事ですが、形に残すとプラス
の効果があります。ほめ言葉をメモやメールに書き、相手に渡すと、部下は
何度も見返してくれます。
 逆に、叱るときはメモ、メールや手紙など、形に残るものは厳禁です。
部下は目にする度に叱られた時を思い出します。

 「部下に好かれたい」と思うのは、私欲です。私欲に執着している限り、
叱って部下を伸ばす上司にはなれません。部下の成長を願って叱っていて
も、すぐに感謝されることはありません。叱りの真意を本当に理解するのは
5年後、10年後かもしれません。嫌われる覚悟のある人が、最終的に好か
れることを、頭の片隅に置いておくことが必要です。
    
  *筆者、須藤治久のプロフィールはこちらです。
  http://www.jtbm.co.jp/company/consultant/info

  *叱り方、ほめ方を学べるメンター研修の詳細はこちらです。
  http://www.jtbm.co.jp/service/bytheme/bytheme

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